ネパール旅行記 存在感のある「スワヤンブナート」(vol5)
いよいよネパール散策が始まります。
ネパールの街を十分感じることができました。
スワヤンブナート
ネパール2日目はディープ?なカトマンズ市内観光だ。
前日立ち寄った旅行会社のBasuさんが手配してくれたガイドさんとホテルで11:30AMにおちあう。
もっと早くてもいいじゃないか?と思ったが、「疲れているだろうから」と気を使って?くれ、遅めのスタートとなった。
まずは「スワヤンブナート」へ向かう。
1度見たら忘れられない、ネパールのストゥーパを見に行くのだ。
スワヤンブナートは緑に囲まれた丘の上にある。
この長い階段を上っていくのだ。
外国人は入口で入場料200Rsを払う。
何故、外国人だけ?とも思ったが、そうなんだから仕方がない。
雨期の湿気の多い中、長い長い階段を上るのは一苦労だ。
そうして上った先は、カトマンズの町が一望出来る場所に辿り着いた。
雨期のせいか遠くは霞んでいたけれど、ここからみるカトマンズの街は穏やかだった。
スワヤンブナートはヒマラヤ最古の寺院である。
そしてカトマンズ盆地にある7つの世界遺産のうちの1つだ。
世界遺産なのだが、そのわりに、ごみが散らかっていて正直綺麗な場所ではなかった。
子供が食べ終わったパンの袋を目の前で捨てる。
そんなごみが隅に溜まっている。
まだまだ、色々な意味でこれからの場所なのだろう。
なんとも不思議でそして1度みたら忘れらない、存在感のあるストゥーパである。
ストゥーパはそれ自体がマンダラの構造をなし、地・水・火・空・風という宇宙を構成する5大エネルギーを象徴している。
台座は瞑想、ドームは全ての煩悩から解放された無の境地、基部と塔は涅槃にいたるまでの13の階段として仏陀の悟りと仏教の本質を表現しているとも言われるそうだ。
基部に描かれた目がなんとも可愛らしい。
これは何でも見通す仏陀の目だそうだ。
初めて見たときは何だこれ?と思ったけれど、マニ車を1回転させると1回経を唱えるのと同じ功徳があるのだそうだ。
これをクルクル回しながら、時計回りに寺院を周る。
今まで出会ったことないストゥーパはどの方向からも美しかった。
スワヤンブナートは「モンキーテンプル」といわれるくらい、猿が多い。
猿のプールもあった。
猿も多かったが、野犬も多い。
普段あまり見かけない猿と野犬にちょっとビビリながら、スワヤンブナートを後にした。
-2012.07.23-
4月の地震後の様子。
一部の建物が崩壊していて、悲しい気持ちになる。