チェコ・オーストリア旅行記 ウィーン旧市街散策(Vol17)
フライング気味の散策だった翌日、気を改めてウィーン旧市街散策を始めます。
ウィーン旧市街散策
最初はやっぱり!「シュテファン寺院」です。
シュテファン寺院は800年以上の暦を持つウィーンのシンボルです。
シンボルというだけあり、とても存在感のある寺院でした。
シュテファン寺院は12世紀半ばにロマネスク様式の教会として建てられましたが、14世紀~15世紀にかけてハプスブルグ家のルドルフ4世によってゴシック様式の大教会に改築されました。
外観も素敵でしたが、内観はもっと素敵でした。
シュテファン寺院入口から主祭壇を撮った様子です。
厳かで身が引き締まる想いがしました。
主祭壇は壮厳なバロック様式で、祭壇画にはキリスト教徒最初の殉教者となった聖ステファヌスが投石によって命を落とす様子が描かれています。
また彫刻にも注目で、特にヒルグラム作の説教壇は細やかな彫刻には思わず見とれてしまいます。
シュテファン寺院には高さの異なる南北の2つの塔があります。
南塔は137メートルで寺院の塔としては世界第3位だそうです。
北塔は68メートル、本当は南塔と同じ高さになる予定でしたが、財政難により途中で中断してしまったのだそうです。
だから?北塔にはドームのような屋根がチョンと乗っています。
そんな北塔に上って見ることにしました。
北塔の入場料は4.5ユーロ、南塔は3.5ユーロなので、ちょっと高いです。
塔の高さは低いのに何故?!と思うかもしれませんが、途中までエレベータで上れるからだと思います。
このエレベータが面白いのです。エレベータが丸いんです。
あっ、といっても球体ではなく円柱なのですけど(笑)
北塔にはオーストリア最大の鐘があります。
この鐘は大晦日などの特別な日にのみ鳴らされそうです。
さて、展望台へと向かいます。
が!エレベータ降りてから展望台までの階段の作りが雑すぎる・・・。
金網で下が透けていて、足がすくみます。
高所恐怖症と戦った時間でした(けれど周りの人は平気そうだったので、私だけかもしれません・・・)
展望台からの眺めは最高!でした。
ウィーン市内が一望出来、ウィーンがどんな街か分かります。
シュテファン寺院の南塔も見えますね。
そして、タイル張りの屋根が素敵でした。
約25万枚の光沢タイルを敷きつめたモザイク屋根です。
鷲の紋章が描かれています。
なんて素敵☆必見です!
シュテファン寺院を中心とする界隈は、歴史ある街並みで派手さはありませんが、とても雰囲気がある場所でした。
さて本格的な旧市街散策の前に~、ちょっと休憩でも。
-2013.8.14-