スリランカ旅行記 古都キャンディへ(vol13)
いよいよ世界遺産である古都キャンディへ。
スリランカの旅もいよいよ終わりに向かいます。
古都「キャンディ」へ
スパイスガーデンの後は、スリランカの古都「キャンディ」に言ってきました。
キャンディの町は、標高300メートルほどのなだらかな山々に囲まれている盆地にあります。
だからか、ここは違う時間が流れているかのような穏やかさがありました。
ここは北に栄えていたシンハラ王朝が、インドからの侵入者に追われて、南へ移動を続け、最後の地として選んだ場所でした。
周囲の山々が敵の侵入を防ぐのには絶好で、イギリスによって滅ぼされるまで、300年以上もの間、ここにシンハラ文化が栄えたそうです。
分かりにくいですが、上から見たキャンディの町。
どこか穏やかで優しい感じがします。
キャンディの見所「仏歯寺」を訪れました。
仏歯寺は仏陀の歯(仏歯)が奉納されています。
紀元前543年にインドで仏陀が火葬された時、その中からやっと手に入れたものだそうです。
スリランカでは仏歯を重要なものとして扱ってきたそうです。
王権者の象徴であり、仏歯のある所が都の置かれる場所とされてきました。
では仏歯寺へと向かいます。仏陀寺の入場料は1000RSで、入口ではセキュリティチェックがあります。
ちょうど雨も降ってきて物々しい感じでした。
人は多かったですが、こんな感じで広かったので、窮屈さは感じませんでした。
仏歯寺にある八角形の堂。
仏歯寺の入口は鮮やかな壁画が描かれています。もちろん靴は脱いで入ります。
仏歯寺は夜明けから開門されていて、参拝は自由ですが、仏歯が祭られている部屋は1日3回のプージャ(仏への礼拝)の時間のみです。
ちょうどその時間に訪れることが出来ませんでしたが、その分、混み合っていなくゆっくりと観る事が出来ました。
仏陀は88歳?で亡くなられたのに、像は年老いたものがないそうです。
また像も国によって違うそうです。
スリランカの仏陀は頭が10%、体が90%なのだそうです。
そんなガイドさんの説明を聞きながら、思ったより広かった、仏陀を時間をかけて巡りました。
-2014.5.4-