アベンドと異常終了の違いは?用語の意味なども
SEの世界には独特な単語が存在します。
新人の頃、初めて聞くその単語の意味が分からなくてとても困りました。
今回の「アベンド」はその中でもよく聞く単語の1つです。
早速その意味をみていきましょう!
アベンドとは?異常終了と同じ意味
アベンドとは予定外のことが起こって処理が途中で終了してしまうことです。
例えば、割り算をするプログラムがあったとしましょう。
計算中に誤って数値を「0」(ゼロ)で割ってしまいました。
はい、数値は「0」では割れませんよね。
どうしようもなくなって、計算できないまま、そこで処理が終わってしまいました。
これが予定外(「0」で割ってしまった)のことが起こって、処理が途中で終了してしまった状態=アベンドです。
これを別の言葉でいうと、「異常終了」です。
正常終了の反対ですね。
そうアベンドと異常終了は同じ意味になります。
なんとなくイメージがつきましたでしょうか?
アベンドは「abnormal end」の略?
私が新人の頃、アベンドは「abnormal end」(アブノーマルエンド)=「abend」(アベンド)と教わりました。
これを聞いて、なるほどーと思ったものです。
ちゃんとその語源を調べたことがないので(調べてもちょっとあやふやなので)絶対これです!と言えないのですが(笑)、今でももちろん私の周りのSEたちにはこれが常識で浸透していますし、これで通じています。
アベンドのことをコケるともいう
- 「バッチ処理がアベンドした」
- 「バッチ処理が異常終了した」
という表現の他にも
- 「バッチ処理がコケた」
もよく使います。
なんとなく雰囲気で伝わりますかね。
「コケる」もアベンド(異常終了)した状態を表します。
この言い方を明確に使い分けている人はいるのでしょうか・・・。
少なくとも私は雰囲気で使い分けています。
「コケる」は他の2つに比べてちょっとフランクな感じがするので、仲間内で言う時に使ってみたりとか。
他のSEたちはどうなんでしょう。
まとめ
アベンドの意味を紹介しました!
アベンドとは「予定外のことが起こって処理が途中で終了してしまうこと」でしたね。
そして、「アベンド=異常終了=コケる」。
早速使ってみましょう!