蝶ヶ岳のテント場の混雑状況は?携帯の電波やトイレはあるの?
蝶が岳は蝶の形に見える事から名づけられた美しい山。
上高地側からも、安曇野側からもアクセスができ、常念岳やアルプスの山々に縦走することも可能な立地になります。
蝶が岳テント場は、とても見晴らしがいい場所にあっておススメです。
そんな蝶が岳テント場について、混雑状況や携帯の電波、トイレや水場について紹介します。
蝶ヶ岳のテント場の混雑状況は?
厳冬期の1月と6,7月に蝶ヶ岳テント場を訪れたことがあります。
厳冬期については、テント場が稜線に位置しているためか、あまり利用者がいませんでした。
空いてはいますが、安全性を鑑みて、冬季小屋を利用するほうがおすすめです。
また、あまり山に人が入っていない時期に行ったこともありますが、ラッセルをしいられ、テント場まで行きつけず、途中でキャンプせざるを得ませんでした。
6月に行ったときは、上部はまだ雪が残っていました。
その時期に行く場合はそれ相応の装備が必要となるためか、あまり混雑していませんでした。
(蝶ヶ岳ヒュッテのHPで、登山道や残雪などの状況は確認する事が可能です。)
7月になると本格的に夏シーズンとなったので、テントの数も増えていました(6割程度ですが)。
混み合う時期について
お盆ごろが最も混み合います。
基本的にこの山を登る人は燕岳までの縦走か、もしくは徳沢からの往復、また大糸線側からの往復のパターンが多いです。
徳沢からのアクセスがいいので、テント用の30スペースの大半が埋まります。
蝶ヶ岳テント場の概要と注意点
住所:長野県安曇野市堀金烏川
連絡先:090-1056-3455(蝶ヶ岳ヒュッテ)
利用料金:1,000円(一人あたり一泊)
テント用スペース:30張
蝶ヶ岳のテント場へは、横尾から(上高地側)のアクセス、三俣からのアクセス、そして燕岳からのアクセスがあります。
燕岳や上高地側からの道なら、途中に山小屋がいくつか存在していて歩きやすいです。
三俣側からの登山の場合、登山口に水場がありますが、その後は蝶ヶ岳ヒュッテまで水場が無いため、水を多めに持っていくようにしましょう。
また、このテント場は非常に水はけが悪い場所があります。どこにテントを張るかはしっかりと検討すべきでしょう。
風が強いので、テントはしっかりと固定したいのですが、岩場が多くてペグが刺さらない場所もあります。
そういう場所では、大きめの石を拾ってきて、テントのロープをしっかりと巻きつけるようにしてください。
蝶ヶ岳のテント場は携帯の電波はあるの?
北アルプスは全山の山小屋で、ある程度主要3社(ドコモ、ソフトバンク、au)の携帯電話を用いる事が可能です。
ただし、ソフトバンクの携帯電話のみ、アンテナの関係で電波が脆弱になったり、通じない箇所が存在します。
そういう場合はつながるスポットを慎重に探してください。
蝶ヶ岳のテント場にはトイレはあるの?
トイレは、近場の蝶ヶ岳ヒュッテを利用しましょう。
移動中も、上高地から来た場合は、基本的にはトイレは途中の山小屋か蝶ヶ岳ヒュッテにしかありません。
三俣側からは、登山口かヒュッテのみになります。登山に五時間ほどかかることもあるので、結構長く感じると思います。
トイレははやめはやめに済ませておきましょう。
蝶ヶ岳のテント場には水場はあるの?
水場はありません。上でも書きましたが、水分は多めに持ってくるようにしましょう。
手持ちの水が心もとなくなってきた場合は、蝶ヶ岳ヒュッテで販売しています(1リットル200円)ので心配はありません。
蝶ヶ岳テント場は景色がよくておススメ!
蝶ヶ岳テント場の見どころの1つは、穂高連峰を一望できるところにあります。
稜線にあるため、周り一面、視界が広がります。
夕暮れも朝焼けも、星空も全て見入ってしまうくらいの美しさです。
モルゲンルートへのアクセスも容易。
雄大なアルプスを撮影できるスポットです。
また、燕岳からの縦走路も非常に人気で、大天井岳の稜線や、槍や穂高が見える姿などは非常に登山者を勇気づけてくれるでしょう。
あまり広く無いテント場なので、早くいかないと好きなポイントが確保できないかもしれませんので、はやめにテント場に入ることがおすすめです。
ぜひ、機会があれば行ってみてくださいね!
【Writer M】