スリランカ旅行記 ダンブッラ~石窟寺院~(vol10)
シギリヤロックを堪能した後は、ダンブッラへ。
豪雨のなか大変でした・・・。
世界遺産「ダンブッラ石窟寺院」へ
シギリヤの後、ダンブッラに向かいます。
それにしてもひどい雨でした。
雷鳴が轟き、今にもどこかに雷が落ちそうです。
あまりにスゴイ雨だったので、むしろ気持ちが良いくらいでした。
ダンブッラは小さな街ですが、ここにも世界遺産があります。
「ダンブッラ石窟寺院」
チケットオフィスは金色の大仏の入口の右側にあるので、忘れずに買いましょう。
石窟寺院へは、大仏の左脇から続く階段を上っていきます。
が、本当に雨がひどすぎて上まで車で上がることにしました。
石窟寺院へは入口で靴を脱いで入ります。
雨の中だったので裸足で歩きました。
第1窟~第5窟までの部屋があり、そこに絵ががかれた壁一面の壁画が圧巻です。
第1窟は「デーワ・ラージャ・ヴィハーラ」と言われ、その意味は「神々の王の寺」です。
最古の石窟で、ここにはこの寺院最大の涅槃仏が横たわっています。
体は黄金色なのに、足の裏は真っ赤で丸い花火のような模様が描かれています。
ガイドさんによると、仏像の種類は4種類あるそうです。
「立っている仏像、座っている仏像、寝ている仏像、亡くなっている仏像」です。
寝ている仏像と亡くなっている仏像の区別は両足がそろっているか否かだそうです。
寝ている仏像はそろっていて、亡くなっている仏像はずれているそうで、写真の仏像はずれているので亡くなっている仏像だそうです。
第2窟は「マハー・ラージャ・ヴィハーラ」と言われ、その意味は「偉大な王の寺」です。
洞内には56体もの仏像が安置されていますが、ここの見ものは何といっても壁や天井に一面に描かれた壁画です。
壁画は古く所々はげていますが、それがまた歴史を感じさせます。
洞内奥には天井から湧き水が滴り落ちています。
ダンブッラは「水の湧き出る岩」という意味で、この第2窟がその名前の由来となっているそうです。
この水は聖水とされ、水が落ちる場所には壷が置かれていますが、絶えず水が滴り落ちているにもかかわらず、増えもせず減りもしないといわれています。
不思議です。
第3窟は「マハー・アルト・ヴィハーラ」と言われ、その意味は「偉大な新しい寺」です。
全9メートルの寝仏をはじめとし、57体もの仏像があります。
第4窟は「パッツィーマ・ヴィハーラ」と言われ、その意味は「3人の王の寺」です。
これまでと比べると、洞内は狭いです。
奥に大き目の黄色の仏像があります。
第5窟は「デワナ・アルト・ヴィハーラ」と言われ、その意味は分かりません。
ここは石窟寺院の中で1番新しい場所です。
石窟寺院は古い順に並んでいるのです。
印象は・・・すみません、あまり残っていません・・・。
石窟寺院は静かで厳かな寺院でした。
壁画はどれも素晴らしく、ここも是非訪れてもらいたいです。
ただし、仏像に背を向けてはいけないので写真撮影するときは注意が必要です!
-2014.5.3-