北朝鮮工作船が展示されてる!海上保安資料館横浜館へ
横浜ハンマーヘッド辺りを散歩していたら、海上保安庁の敷地の横に「北朝鮮工作船展示」(しかも無料)の文字が!
とっても興味を惹かれ、さっそく工作船が展示してある施設「海上保安資料館 横浜館」へ行ってきました~。
北朝鮮工作船が展示されているなんて知らなかった
ひっそりと、でも当たり前のように存在していた海上保安資料館。
こんなところに「北朝鮮工作船」が展示されているなんて知らなくて、散歩して見つけたときは看板を2度見ちしゃいました笑
なんでしょうね、なんか反応しちゃったんですよね。
怖いもの見たさでしょうか。
平成13年2月22日に発生した工作船事件。
なんかそんなことがあったような・・・といううっすらした記憶。
衝撃的な事件だった気がするのですが、人間の記憶ってそんなもんです。
九州南西海域に現れたこの工作船は、海上保安庁の停船命令を無視し逃走した挙句、巡視船に対して攻撃を行いました。
巡視船も正当防衛射撃を実施した後、工作船は捕まるよりも…ということか、自爆して沈没してしまったのです。
その沈没した船が引き上げられ、ここに展示されています。
もの恐ろしい館内と陽気なおじさま
入ってすぐ、ど〜んと構えていた工作船。
サビて変色している様がより生々しさを感じさせます。
船の側面には射撃の跡もありました。
なんか、ちょっと恐怖すら感じます。
そんな中、海保の職員さんでしょうか。
工作船事件の経緯から、この工作船がどのように引き上げられたかなど、ジョークを交えながら分かりやすく語ってくれるおじさまがいました。
多分、話好きだと思う笑
そんな雰囲気が漂っていて、みんなおじさまの話に耳を傾けています。
館内の張り詰めたような雰囲気がこのおじさまの軽快なトークで緩んでいい感じ!
小型船in工作船
私がスゴイなと思ったのが、工作船内にそこそこ大きな小型船の収納スペースがあったこと。
小型船は上陸する時に使うんですって。
そのスペースがこれ!
これ船尾からの写真です。
こんな風に船尾がパカって開いて、船の出し入れができます。
結構広いスペースだったんでびっくり。
なんかすごくないですか?!
攻撃設備もある工作船。何しに来た?
見た目は漁船っぽいのに、装備はおどろおどろしい。
この船からロケットランチャー、無反動砲、二連装機銃など(←何かよく分かっていない笑)が回収されています。
事件捜査の結果、この工作船は九州周辺の海域で「カクセイザイの密輸」に使われていたとのことです。
ひぇぇ。
密輸とか、これまではそんなことがあるんだーくらいに思っていたけれど、この工作船を見て、妙にリアルになってきます。
知らない闇の世界・・・色々あるんだなぁ。
また、館内には事件当日の様子を動画で紹介しているので、これで事件の全容が分かります。
軽い気持ちで寄ってみましたが、思った以上に見応えのあるものでした。
ちなみに・・・資料館はひっそりとあるので、訪れる人もいないだろう・・・なんて思っていたら!意外と人がいてびっくり。
これは阿部ちゃん効果か?笑
とはいえ、何時間も時間を潰せるところではないので、スキマ時間があったらぜひ寄ってみてください!